現役精神疾患者が心理学を学んでみた

6年前に不安障害を発症。己を知り、他人を知るべく心理学を発信するブログ。

パニック障害により2留年が確定してから「高認試験」で逆転サヨナラホームラン打った話

昨日、一昨日とブログを更新できず、申し訳ありません。

 

今日は現在高校生もしくは、高卒の資格をとりたいパニック障害の皆さんを中心に僕が高校で2回の留年を宣告された後、学校を中退し、独学で高卒認定をとった話を書きたいと思います。「こういう雰囲気なんだ」「出題範囲は?」などこれから高認試験を考えている方の不安を少しでも取り払えたらいいなと思います。

 1.高認試験(旧大検)って何?

高等学校卒業程度認定試験(本名)とは、事情があり高校を卒業できなかった、単位が足りない等で困っている人の為に文部科学省が年に2回全国で行っている試験のことです。(おおまか)

最低8科目の試験があり、全て合格すると、大学や専門学校への挑戦権が得られます。

問題は全て高校一年生の範囲まで、マークシート形式になっていて、レベルは易しいかなと思います。

詳しくは文部科学省にあるページを載せておきますので、見てみてください

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/

 

 2.メリット・デメリット

これはわかりやすく箇条書きで。

 

メリット

・勉強量的には高2、高3のところがないので多くない。

・実は合格ラインが低い。(一教科半分点数とってればほぼ合格)

・今年はこの教科だけ、来年は残った教科など分けて8教科とってもいい。

パニック障害などに特別措置がある←後ほど詳しく説明

デメリット

・会場が都道府県ごとに決まっており、住んでる地域によっては遠いかもしれない。

・受かったあと大学に行くのであれば、高2高3の勉強もしなければならない

 

自分が感じたメリット・デメリットはこんな感じです。

そもそもパニック障害なんて試験とか受けるの辛いんだし、無理じゃん!」と思ったあなた。文部科学省はそんなあなたの為に特別な措置を設けているんです。

 

 3.パニック障害が受けられる「特別措置」

高認試験を受けに来る人は皆が皆健康というわけではありません。

耳が聞こえない、目が見えないなど、普通の試験を受けられない人もいます。その人達の為に点字のある用紙や試験時間の延長といった「特別措置」があります。

幸いにもパニック障害や不安障害にも措置があり、「別室で少人数2~10人」「トイレに近接する試験室」の2つが対象になります。

でもちょっとまってください。

そうじゃないんだよ

パニック障害っていうのはそんな条件でどうこうなるもんじゃねえんだ・・・・

じゃあなんで僕が受けれたのか、それはある裏技といいますか、それを使ったんです。

名付けて、「20分作戦」です(ださい)

 

試験時間は一教科50分あります。当時の僕じゃさすがに耐えきれそうにないので、まず15分、半分点数とればほぼ合格なのですから、簡単なとこだけ電光石火のごとくババーッとやります。例をあげると、数学にいたっては最初の設問は足し算とか掛け算です。直感でわからなさそうなところはすっ飛ばします。

15分たったら、会場には「保健室」があるので監督に言って30分休みます。

そして最後の5分でわからないとこをやってみて、どうしても無理なのはマークシートなので4択の答えの中から適当に選びました/(^o^)\

 

多少荒技ではありましたが、計算に時間のかかる数学以外は割と少ない時間でできました。

結果は2日で8教科受けて全部合格でした!2留年から一転、とりあえず大学への挑戦権を得ることができました。

 

まとめ

 出題範囲の狭さや簡単さからメリットの方が多く感じられる高認試験。しかし、青春の高校生活は残念ながら捨ててしまうことになるかもしれません。

 

現に僕の高校時代にできて、今も連絡をとりあってる友人は1、2人くらいでしょう。

ただ、パニック障害は戦おうとすればするほど沼です。いっそ行けないのならすっぱり辞めて、療養してから大学、という道も視野に入れてみてはどうでしょうか。

 

それでは!