現役精神疾患者が心理学を学んでみた

6年前に不安障害を発症。己を知り、他人を知るべく心理学を発信するブログ。

人間には裏も仮もない

りんぺーです。

 

僕は完全に学生という称号を失い、職業欄には「フリーター」と書くようになってから3年目に突入しました。高校一年生で中退したので、高校二年の年からですね。

 

そこから何もなければ毎日自宅にいるわけですが、これはかなり精神的にきます。特に朝、家の外で聞こえる学生の楽しそうな声や夕方にでかけると出くわす制服の人達。高校を中退してから湧き上がる「俺の青春はパニック障害に奪われたんだな。」という感情。こうするしかないんだけど、悔しくて悔しくてよく部屋で泣いてました。。。

 

そこから数ヶ月間「こんなはずではなかった」と思うようになります。更に「こんなはずではない」=「こんなの自分じゃない」とも感じるように。

いわば毎日家に居て、飯くって、昼寝して・・これは「仮の自分」であり、「俺は神からパニック障害という重役を課せられていて、これを乗り越えて将来偉くなる選ばれた人間」とどうみてもアウトな悟りまで開いていました(笑)

 

中退のショックで半分夢見心地、自暴自棄になっていたんですね。

 

そして、この思考から抜け出したヒントは人間の裏表にありました。

 

人間は表面上普通にしゃべっていても、裏で相手の悪口や罵倒をしているときがあります。現代ではネットの普及で「愚痴用裏アカウント」や「○○学校の裏サイト」を探すと山のように出てきます。

 

ここで疑問があります。これは、「裏の自分」として書き込んでいるのでしょうか?

表面上のやさしさで裏は悪口ならば、悪口は本音だからそっちが表の自分じゃないかと。

 

となると、先ほどの自分の仮の姿は「自分の心の奥底で願っていた生活」だったんです。学校に行かなくていい、寝ても誰も注意しない、趣味に没頭できる。まさに永遠の夏休みみたいな状況に甘えていただけ。

 

それに気づいた今は、目標に向かってやるべきことや、自分に合った治療法の研究をしています。

 

この記事を見ているあなたも、りんぺーみたいに自分を見失わないように、気を付けましょう。

 

それでは。